点灯夫のように生きよう 〜 外資系コンサルタントの小さなつぶやき

点灯夫のように生きよう 〜 外資系コンサルタントの小さなつぶやき

とある外資系コンサルティングファームで働いているアラサーのつぶやきです

スマートロック Qrio Lock を購入した理由:人は何かの課題を解決するために購入の意思決定をする

最初にオチを言ってしまおう。 昨日 Amazon で購入したスマートロックの Qrio Lock が届き、さっそく使っている。玄関の鍵がオートロックになった!凄い!クール! しかし私がスマートロックを購入した理由は少し変わっている。それは、夫婦円満のためだ。 …

コンサルタントは常駐先で聞き耳を立てている

プロジェクトが始まると、コンサルタントは客先に常駐することが多い。 クライアント企業に社員登録してもらってPCやらアカウントやら入館用のカードも用意してもらい、クライアント企業の社員のように毎朝出社する。場合によってはクライアント企業の名刺ま…

抽象的な方針は超具体的な話まで落とし込まない限り、現実は何も変わらない

先日、抽象的思考と具体的な思考を行き来することで、思考を深めていく方法を書いた。 lightingup.hatenablog.com これは、自分の頭の中で思考を深める時だけでなく、人とディスカッションする時であっても有効だ。 経営コンサルタントという職業柄、クライ…

伝わる資料・スライド作成のためにコンサルタントが必ず行うこと

経緯コンサルタントの仕事とは、一義的にクライアントの経営上あるいは業務上の課題を解決することである。 しかし、課題解決というものは短期的には目に見えないものであることが多い(仮にシステム導入だとしても、システム導入=課題解決ではない)。その…

幸福学第二弾:動きに多様性のある組織の方が幸福度は高い

先日「幸福学」に関する投稿をしたが、その後ネットで興味深い記事を見つけたのでもう少し考察を進めてみようと思う。 ※幸福学に関する投稿はこちら。幸せな従業員は創造性が3倍高く、生産性が30%高いと言われており、労働人口の減少やイノベーションの必要…

「幸福学」について経営コンサルタントとして真面目に考えてみた

幸せな従業員は、不幸せな従業員よりも、創造性が3倍高く、生産性が30%高い。欠勤率が低く、離職率が低く、組織を助け、外交的で、知的で、創造的で、情緒が安定し、健康的であり、長寿でもある。(心理学者ソニア・リュボミアスキー、ローラ・キング、エド…

最強である一方で最も軽視されているフレームワーク「5W1H」:当たり前のことを当たり前にやることは難しい

5W1Hは誰でも聞いたことがあるとがあるだろう。いつ(When)、誰が(Who)、何を(What)、どこで(Where)、どうして(Wht)、どうやって(How)の頭文字をとったものだ。 この基本的すぎるかもしれない、また今更かよと思われるかもしれない5W1Hだが、個人的には仕事を…

外資系コンサルタントあるあるネタ10選

社内の飲み会に時間通りに行くと誰もいない 飲み会の日の方がむしろ早く帰れる(二次会に行かない場合) MECEという言葉はちょっと恥ずかしいからあまり使わない どんな時間でも誰かしらはスカイプオンライン 将来を決めきらずモラトリアムの延長でファーム…

「顧客視点で語っている」と相手に思わせる小手先のテクニック(でも意外と本質論かも)

「顧客視点に立て」「クライアントの立場で考えろ」 よく聞く言葉ですね。営業やマーケターであれば提案時に口酸っぱく言われるでしょうし、コンサルタントもクライアントに納得して動いてもらわなければ現実は何も変わらないので、こちらからの視点だけでな…

部下の育成と仕事の成果を両立させる仕事依頼術

先日紹介した成長を加速させるために学びを「質と量の面積」で考えるの思考法がなかなか評判が良かったようなので、その考え方が書かれていた『BCGの特訓』という書籍からもう1つ、自分自身の仕事に役立った考え方・仕事術を紹介しようと思う。それは、「育…

渋沢栄一と「論語と算盤」:論語で世の中を変えていきたい

少し前に、お札の肖像画が変更になるニュースが流れましたね。 中には「渋沢栄一って誰?福沢諭吉の方が有名じゃないの?」と言っている人もいたようですが、そこは因果関係が逆で、ロジカルに考えると一万円札の肖像画だったから福沢諭吉の認知度が高いので…

新人・若手ビジネスパーソン必見!「成長」のためには学びの「面積」を広げよう

成長のためには「バッターボックスに立て!」「打席数×打率だ!」という意見をよく聞きますね。みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか? 余談ですが、この手の例えは多くの場合野球ですよね。ここ数年では世の中の人気はサッカーが野球を逆…

外資系コンサルタントが愛用する PowerPoint ショートカット30選

コンサルティングファームの中の人や元コンサルの人と一緒に働いたことのある方はもしかしたらご存知かもしれませんが、コンサルタントは Excel や PowerPoint 操作時にほとんどマウスを使いません! 資料作成時にマウスを駆使している人がいたら軽蔑の眼差…

自己レビューの効果的な方法はいかに良質な Key Question を持てるかどうか

自己レビュー、またの名をセルフレビュー。 コンサルタントは作成する資料こそが自分たちの唯一の成果物になるので、厳しいチェックが行われます。そのためいきなり上位者に持っていくとボコボコにされますので、多くの人は自分自身でチェック、つまり自己レ…

最小の労力で最大の成果を得るという考え方に馴染みのなかったこれまでのワークライフ

今の僕のボス(今年から仕えています)は誰もが知っている有名高校出身で、高校時代に偏差値100以上記録したこともあるという超優秀なお方なのですが、そのボスからの指摘がいつも明確で分かりやすく、日々学びとなっています。 本日もクリティカルなアドバ…

セールスフォースがTableauを買収。データの価値がますます高まる現代において求められる人材とは?

昨夜驚きのビジネスニュースが流れてきました。 エンタープライズ向けクラウドサービスで最も成功しているといって過言ではないセールスフォースドットコム(以下SFDC)が、データ分析ツール業界でトップクラスの人気・シェアを持つ Tableau を153億ドルで買…

思考の三原則 〜 長期的・多面的・根本的に物事を考える:安岡正篤の教えその2

安岡正篤という「人間学」を掲げる大正〜昭和時代の偉大な思想家・教育者・陽明学者がいます。終戦の詔勅の草案作成や「平成」の元号の考案者とも言われている大哲人で、政界・財界にも多くの影響力を持っており昭和最大のフィクサーとも言われている御仁で…

大人向けのレゴブロックで遊ぶ

子供時代どうやって遊んでいたか。 思い出してみると、圧倒的な時間をレゴブロックに費やしていました。 祖父母の家に遊びに行く度に、今はなきハローマックに連れてっていってもらって、毎回レゴをおねだりしていました。 因みにレゴブロックは子供の知性や…

コンセプトメイキングとストーリーがすべての出発点だという結論にとあるレストランで至った

良質なお肉をひたすら食べられるお店に行ってきました。 こんなお肉がどんどん出てきて、最後の方は一緒にいた人たちみんなもう食べられないという状態に。 たらふく食べてコースで6,500円。これはリピートしたくなります。 そして何よりも、肉そのものと言…

自分自身をアップデートし続ける生き方を楽しもう:21世紀に重要視される唯一のスキルは、新しいものを学ぶスキルである

毎回毎回が新しい仕事。そのために、常に自分自身を、自分自身でアップデートし続けなければならない。 これは非定型業務に従事している人の宿命ではないでしょうか。 もちろん仕事内容によってはあまりアップデートをしなくても大丈夫だったり、培ってきた…

具体と抽象を行き来することで思考を深めていく

こんにちは、コンサルティングファームで働く徳田です。 最近、ジュニアなスタッフと一緒に仕事をする時に「話が抽象的なところで止まってしまっていてもったいないな」と感じることが良くあります。 抽象的な思考と具体的な思考の両方のアプローチが必要 課…

コンサルタント転職希望者へおすすめの書籍10選

最近コンサルタントネタが滞っていましたので、本日は経営コンサルタントへの転職希望者が読むべき書籍10選を紹介したいと思います。 書籍は10冊紹介していますが、「〇〇を知る」をキーワードに5つのテーマでお送りします。 物語からコンサルティング業界を…

企業は「転勤したくない若者」とどう向き合うべきか

"カガクでネガイをカナエル会社"とおぼしき会社がネット上で炎上していますね。 理由はご存知の方も多いかと思いますが、育休取得2日後に転勤の事例が出て、会社と交渉するも取り合ってもらえず、そのまま退職となってしまった男性社員のエピソードが発端で…

病院入院時の差額ベッド代問題の闇は深そう:病院との効果的な交渉術と業界への問題提起

昨日病院に入院する際に発生する差額ベッド代に関する投稿を行いました。 lightingup.hatenablog.com その後 Twitter で差額ベット代について調べてみると、「差額ベット代が高かった」「差額ベット代の件で病院と揉めた」「こんな高い差額ベット代支払える…

入院時の注意点!その差額ベッド代、本当は支払い不要では!?@絶賛病院と交渉中

こんにちは、徳田です。普段はビジネスをテーマに記事を買いていますが、本日は知らないと損をするお金のお話を投稿します。お題は、病院の入院時に大部屋ではなく4名以下の病室を利用する際に発生する「差額ベット代」。 みなさん、大部屋の満床が理由で4名…

アクセス数に右往左往するのは本末転倒なので心を強く持ちたい。ブログ開設1ヶ月経過しての所感

こんにちは徳田です。 令和から開始したこのブログですが、いつの間にか開設から1ヶ月が経過しました。 もともと自分を表現したい、自分の考えを発信したいという気持ちで始めたのですが、いざはじめてみるとアクセス数気になり始めてしまうものですね。 ア…

蕁麻疹が出るまで働いたら、自分の働く時間のキャパが分かった

コンサルティングファームの中の人がどれぐらい忙しいのか、気になる人もいることでしょう。ということでちょっとばかしブラック自慢を。 働きすぎによる全身蕁麻疹 去年の夏の終わりごろでした。一時期かなり忙しかった時期がありました。具体的には 朝7時…

新卒でコンサルティングファームに入るべきではない人

毎年新卒でコンサルティングファームの門を叩く人はたくさんいます。 高給・ステータス・やりがい・成長できる環境・経営視点・様々な業種業界のクライアント。こういったものに多くの高学歴の新卒が集まってくるのでしょう。 新卒入社してきた人の中には天…

靴下の左右が合わない問題とゼロベース思考

みなさんは毎朝、靴下の左右が合わずに無駄な時間を消費することってありませんか? 色は合っていても微妙にデザインが違うとか。 やっとペア揃ったと思ったら片方に穴が空いていたとか(でも靴を脱がなければ分からないからそのまま出社するとか)。 右は黒…

知識でも見識でもなく胆識を身につけるべし:安岡正篤の教えその1

安岡正篤という方をご存知でしょうか? 「人間学」を掲げる大正〜昭和時代の偉大な思想家・教育者・陽明学者。終戦の詔勅の草案作成や「平成」の元号の考案者とも言われている大哲人です。 Wikipediaには次のように記されています。 戦後にあっては、自民党…