最小の労力で最大の成果を得るという考え方に馴染みのなかったこれまでのワークライフ
今の僕のボス(今年から仕えています)は誰もが知っている有名高校出身で、高校時代に偏差値100以上記録したこともあるという超優秀なお方なのですが、そのボスからの指摘がいつも明確で分かりやすく、日々学びとなっています。
本日もクリティカルなアドバイスを貰いました。
曰く、
「徳田さんはいつもクライアントに求められていることに対して120%のバリューで答えていてそれは素晴らしいことだけど、それって本当は100すべきものが分かっていないから、とりあえず120やっているのではないの?」
とのこと。
これは痛い指摘!
これまでの社会人人生いつもハードワークで期待されていること以上の成果を出すことを心掛けて仕事をしていたのですが、いつのまにか「クライアントにとって何が本当に必要か」をちゃんと考えずに、経験と勘で周辺領域まで含めた仕事をしていたことに気づかされました。
120%を狙ってやるのでしたら問題ないですが、100%を見極められないから120%でカバーするというのは、結果は同じになったとしても、時間のかけかたや仕事の進め方はまったく変わってきますよね。
また他にも、
「頼まれたことをやるのはプロとして当然だけど、頼まれていないことまでをやるのは、それは自分自身やファームの安売りにもなるので、そういう意味で『プロとしてどうなの?』となるよ」
「クライアントからいただくフィーが適正価格であるというアカウンタビリティと、『徳田さんだからできる』ではなくて、『ファームのコンサルタントなら何日でできる、シニアコンサルタントなら何日でできる』という再現性をもう少し考えたほうがいいね」
「コンサルタントがお客さんが自分自身ですべきことまで巻き取って手伝ってしまうと、お客さんが育たないことになり、返ってためにならない」
とのお言葉も。
このような考えのもと、「本当に何をすべきか」を見極めて最短距離を走る、クリティカルパスのみを Sure に実行し効率化・働く時間を削減していくことこそ、真の意味での働き方改革なのかなと感じた次第です。
昨年仕えていたボスはクライアントファーストを体現したような人で常に最高水準を求められ、クライアント視点・品質への拘り、そして自分自身の腕力を鍛えることができたのですが、結果として超長時間労働にもなり・・・
※その時の話。一番忙しかった時は2人分以上働いていました
一方で、この業界は仕える人が異なるとガラッと仕事のやり方が変わるものなのですが、その都度いろいろな学びがあり面白いものです。今回はまさにその典型例ですね。
現場で働くコンサルタントとしては一定レベル以上のバリューを発揮できる自信も持てて、かつ他のスタッフを使いながら仕事を進めることにも慣れてきて少し調子に乗っていたのかもしれません。
自分の中での「コンサルタントとは何か」「プロフェッショナルとは何か」という考えを再構築しなければと感じています。
半分自分自身の備忘録としての投稿でした。
ではでは。