点灯夫のように生きよう 〜 外資系コンサルタントの小さなつぶやき

点灯夫のように生きよう 〜 外資系コンサルタントの小さなつぶやき

とある外資系コンサルティングファームで働いているアラサーのつぶやきです

コンサルタントがプレゼン中にこっそりと行なっていること:パワーポイントは拡張モードで投影すべし!

みなさんは、パワーポイントをモニターで投影する時、どのような設定で投影していますか?

正直なところ投影モードに拘りを持つという人は稀かと思いますが、外資コンサルタントはこんなところまで拘るのか、という一例としてお読みいただけると幸いです。

 

投影は拡張モードですべし!

僕は以下の3つの理由から拡張モード(デュアルデスクトップ)での投影を強くお勧めします。

f:id:tokudamakoto:20190513203444j:plain

 

プレゼン中にチームコミュニケーションができる

拡張モードでしたら、スカイプなどのチャット画面が投影している画面に表示されません。

そのため、プレゼン中にクライアントにバレずにチーム内でコミュニケーションを図ることができます。

内容は質問、相談、アドバイスなどですかね。

具体的には、クライアントからの質問への回答をチーム内で相談したり、発表者が見落としている点を指摘したり、急に必要になった資料探しを誰かに頼んだり。

なお僕の師匠のシニアマネージャーは、僕のプレゼン中に指示やダメ出しをガンガン送ってきます。。。

 

先回りした準備ができる

会議は生き物ですので、プレゼン中に資料の修正が必要になることもあります。

そんな時、拡張モードであれば、クライアントに見られずに資料の中身を書き換えたり、スライドの順番を変えたり省いたり、まだ投影していない資料を修正することができます

なお投影中のスライドも変更はリアルタイムで反映されるので、お客さんからの指摘や変更要望をその場で直すことも可能です。

 

自分のデスクトップが見られないで済む

デスクトップが汚い人には朗報ですね。

また基本的にコンサルタントはどんな企業のサポートをしているか周囲に話をしてはいけません。

万が一デスクトップに他の企業名が記載された名前のファイルが保存してあるとそこから別の支援先が分かってしまう、などの事故も起こりかねませんので、デスクトップを見られないようにすることも意外と大事だったりします。

 

なんでここまで拘るのか

正直、資料の修正だってクライアントの見えるところで行っても問題はないですし、分からないことがあった時に直接チームの誰かに聞くのでも会議に支障はありません。

ではなぜここまで拘るのか。それはコンサルタントという仕事が「クライアントからどう見られているか」を非常に大事にしているからです。

クライアントは非常に高いフィーを支払っていますので、当然コンサルタントへの期待値はとても高い。そしてもちろん成果はアウトプットで示すのですが、、、とは言えいらぬ失点はしないにこしたことないですよね?

細かい所作にまで気を配ることができてこそのプロフェッショナルだと思います。

 

ではでは。